「私の加護以外で気付かれたことはないそうです。そこに隠れる事さえ出来たなら誰にも気付かれないし、手も出されません。しばらく潜んで、安全になったら逃げてくるでしょう。あの娘は無謀ではありません」
たまに変なことをしているが、そこは信頼している。
相変わらず王都で過ごしているセラ。
セリアーナ付きではあるけれど、彼女が学園いっている間も屋敷に居たり本当に自由気ままに過ごしてますよね。
今回セラはガチャを回して「ミラの祝福」という加護を得ますが……美の神の名を冠しているだけあって、エステ効果のあるもので。
セラは寝癖直しに使っていますが、貴族は見栄えを気にするもので、それを頼りたいという人も現れて。
WEBだと対価が金貨でしたけど、書籍化に際して「加護や恩恵品を頼る場合の対価は聖貨が多い」と言う事になってましたねー。セラ、普通に戦闘していても聖貨獲得チャンスが多いのに、別ルートからも得られるようになってしまって……。
2巻で新規恩恵品の「蝙蝠の歌」って恩恵品を獲得して、耳生やしてたりもしましたし。作中でも触れられてましたけど、セラの外見「魔王じみて」来てますよね……。
今回セラが潜り蛇を得たことでアレク達が不審な点に気が付き、違法オークションの摘発につながったりしてましたが。王都の監視を潜り抜ける為に彼らがやってた「力技」が本当に力技すぎて笑えて好きです。
セラの事を知る人が増えて来て、彼女を利用しようと考える勢力なんかも出て来てますが。
彼女、身体能力こそ拙いですけど、応用力には優れてるのでわりと安心して見られるんですよね。隠れ家と浮き球のコンボは反則的です。
搾取されてるように見える、という外部からの視点は新鮮さもありましたが。……セラ自身が希望してダンジョン行ってるし、気ままに過ごしてるんだよなぁ。お嬢様との関係も良好ですし。セリアーナの方も彼女を評価してて、良い主従だなと思いながら見てます。