「木村 私があんたの事幸せにする
だから 水嶋じゃなくて私を選びなさいよ」
少女漫画の主人公ポジションな女の子、木村ほのか。彼女は、人気者の水嶋蒼くんの事が気になっていたけど、彼の傍にはいつも檜山さんが居て。
木村さんと檜山さんの間で水嶋君を取り合う展開になれば、少女漫画主人公とライバルと言う、お約束に則った展開になったのかもしれません。
しかし、この作品はその2つ単語の間に「×」が挿入されているわけで……なんと檜山さんが好きなのは木村ほのかの方だった!
ほのか激推しな檜山さんは、水嶋君とほのかが良い雰囲気になりそうだったら乱入して「水嶋日直じゃない?」とか言って少年を追っ払い、調理実習のクッキーを先んじて貰い受け、ほのかのオシャレに敏感に反応する。
檜山さん、本当にほのかの事大好きじゃん……。自らの想いを打ち明け済みなようで、1話目から「私の気持ちには応えてくれない」とか言ってますし、アピールに余念がないというか。
作戦が「ガンガン行こうぜ」一択って感じであまりにも強い。自分の感情を隠してなくて、他のクラスメイトにもバンバンアピールしてますし。(帰りたい)って思いながらも付き合ってくれる友人もいるみたいなので、優しい世界ですね。
ほのかも、檜山さんの可愛さとかは認めてて、ちょっとおしゃれした後に「檜山さんに近づけたかな…?」とか思ってたりするので、とても可愛い。
各話の後にちょっとしたオマケがあるんですが……6話の後、檜山さんがもやし弁当食べてたのには吹いた。4話で貢いだせいでしょ絶対……。友人に「また金欠」って言われてるので、常習犯の模様。栄養ちゃんと採って。
微妙に噛み合っていない二人の、微笑ましいラブコメでした。