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「うん 私が保証しよう」

「慢心せず鍛錬し続ければ 君は 私を超える魔法使いになれるはずだ」

 

なろう書籍化作品のコミカライズ。

ど田舎の貧乏貴族の八男ヴェンデリンに転生してしまった主人公が、故郷を飛び出して独立するために冒険者を目指す。

というのが作品の序盤の出来事なんですが、原作だと領地に居た頃のエピソードも結構描いてるんですよね。

 

でも、コミカライズはテンポ重視というか、もう1話の時点で故郷を飛び出て冒険者学校に入学してるんですよね。

エルヴィンとコンビを組んで生活費を稼ぐために狩り場に赴いて。その成果で勝負をした後、ピンチになってたクラスメイト女子2人を助けて。

今後一緒に行動する事が増える女子の出番を早くしてるし、その後一緒に食事をする席でヴェルの師匠について聞く、と情報の出し方も調整されているしで、これはコミカライズに当たっていい塩梅に纏められてる感じがします。コミカライズ、ヒドイのはヒドイから……。

 

閑話休題。

 

ヴェルの魔法を見て、パーティーメンバーとしても婚姻の相手としても魅力的な相手だというのをイーナとルイーゼが話してるシーンとか結構好きです。

ダメなら向こうが破棄して来るでしょーて、パーティーの申請出しちゃうポジティブルイーゼが愉快なので。

寄親から園遊会に招待され、必要な衣装類を揃えて臨時の出費があり……4話タイトルが「アルバイト」になってたのには笑った。

8人必要だったので、クラスメイトの他のパーティーと合同で行ってましたが、これはオリジナルエピソードかな。確か原作だと割とすぐ園遊会入ってましたよね。

ヴェルが優秀だから、と勝手にパーティーを組んだルイーゼ達に噛みついてくる女子が居てちょっと苦手ではあった。最初はどうあれ、ヴェル達も納得してるからパーティーが存続してるんやぞ……。