ico_grade6_3h

「変わるための努力があれば、変わらないための努力もあるということです。どちらが正しいではなく、どうありたいかでしょう」

 

時代は流れ、街に灯りが増え銃火器が広まったことによって、鬼の脅威は遠ざかった。

けれど退魔も鬼も、ただ流されるだけでは終わらず、足掻こうとするものもいた。それ自体は、一概に悪いとは言えないですよね。家が没落しようって時に、対策しないわけにもいかないでしょうし。

ただし、今回南雲叡善が画策した計画は自作自演の極致みたいなものですし、多くを利用して喰らっていく破滅的なものなわけで。認められないのは良くわかる。

 

南雲家が主催したパーティーに、秋津染吾郎を継いだ宇津木が来て巻き込まれて。

そこに甚夜がやってくるシーンは本当に熱かったですねぇ。彼は南雲の計画を潰そうと目論んでいたものの、なぜかその隣にはマガツメの娘・向日葵が居て。

状況は分からないながら「こいつとあんた、どっちにつくかなんぞ端から決まってるわ」と甚夜を信じてくれる、四代目の秋津が本当に格好いいんですよ。稀代の退魔と呼ばれるようになったのも頷ける。

 

敵の計画の核となる少女、溜那は確保したことで状況を停滞させることは出来ましたが。

それは逆に、敵が動くときは一気に決着を付けようとするってことで、中々難しいというか。

甚夜が世話になっている家の当主は彼の味方だけど、先代当主は南雲に協力的で。これを切って捨てたら、逆にそれを弱みとして突かれて捕まりかねない。

剣によって簡単に解決できない問題が増えてきたというか、南雲とそれに与する鬼の一人吉隠が、それぞれの思惑で動いているのがこう、毒を撒かれてるような感じがして苦い気分になりますねぇ。

吉隠の能力があまりに特殊過ぎるというか、嬲るタイプの鬼で苦手です。早く蹴散らしてほしいですけど、こういうタイプの敵って無駄に長生きするんだよな……。