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多分、届かない。

(中略)

ならどうする?

『限界を超えればいいだけだ!』

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

ダンジョンを中心に起きた、ゴブリンスタンピード。

それの解決に貢献したフラン達は、結構な臨時収入を得ることに成功。その一部で食料を買って、調理したものを次元収納に収めておくことにしたとかで、かなり便利だな師匠……。

フランもしっかり餌付けされて、特にカレーが気に入ったようです。スパイスとか平気なんだ、この世界の獣人。

 

そうやって諸々準備を整えつつ、次の成長のために調べ物もして。

とりあえずは別の街近くのダンジョンを目指すことになりましたが。

スタンピード終結後に絡んできた貴族がまたしてもちょっかいかけて来たりするトラブルが発生したり。

登録してから間もないのにランクDまで上がったフランへのやっかみがひどいから、見返りも容易するのでランクD昇格試験に同行してほしい、とギルマスから依頼を受けて。

いざ足を運んでみたら、そこでもトラブルに遭遇したり。

師匠とフランの道行きは中々にハードです。特にトラップで分断された時は危なかった。

 

問題をどんどん乗り越えていく2人ですが、そのペースが速すぎるのもあってギルマスはどうしても疑わなくてはならなかったようですが。

……まぁ「突然現れた魔剣と鑑定、鑑定阻害能力を持った口数の少ない実力者の少女」とか、あからさまに怪しすぎるからな……。地位ある立場なら、警戒する必要があるのは頷ける。

でも、フラン達は脇の甘い部分も多くて。何らかの事情はあるだろうけど、生い立ちなどが特殊な12歳の少女冒険者ってだけなのでは? って考えられるようになったのは偉い。

 

ダンジョンを目指して旅に出た2人は、道中でもまたトラブルに遭遇したというか。

浮遊縞という、この世界に特有の空飛ぶ島。それに興味を持った師匠が念動で空飛んでみたらモンスターに襲われて墜落。その先にいた先輩冒険者と出会い、当初の目的とは別のダンジョンに挑むことになったり、話題に事欠きませんなぁ。

その過程で師匠の中身に関してかなり気になる情報が出て来たりもしましたが……今回の戦闘で内部ダメージ蓄積してしまったようだし、秘密が明らかになる日は遠そうです。