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「ノルン 私ここを出ようと思うんだけど」

「森に残る? それとも一緒に来てくれる?」

 

2匹を保護して名前を付けて、家ではモフモフしつつ一緒に狩りに行ったり。

鑑定能力レベル8になったレンが、狼たちを鑑定した所フェンリルとかいう、この世界でも伝説級の名前が出て来て。伝承では人の言葉を理解すると言うが、2匹は若いのか喋ってくることはなかった。

索敵能力に長けた狼のサポートを受ければ、オーク10匹でも簡単に倒せるので普通に生活してく分には問題なさそう。

 

引きこもり志望のレンとしては、理想的な暮らしを送っていたわけですけど。

ゴブリンに襲われている少女を目撃してしまい、人と接触したくないとは思っていたが「そんな事言ってる場合じゃない」と助けに入る辺り人が良い。

病気になった母の為、薬草を探しに森に入ったって言う少女のために薬を生成したのも、彼女の善性の現れですけど……。

 

その善意にたかる村人が無遠慮に家に押しかけてくるんだから、まったくもって度し難い。

押しかけ村人を放置してそれで死人が出ても罪悪感が……ってなるレンは小市民っぽいけど、それドツボにハマるだけだよ……。

そうやって薬を貰ったから押しかける人が出たんじゃん。噂が広まって押しかけ勢増えるし、主人公が不利益を被りまくる展開はモヤモヤしますなー。……レンの行いが招いた禍では、あるんですけど。

責任とらないととか言ってる村人男子は、思い上がるな。