「楽しかったなぁ
『シャングリラ・フロンティア』 最っ高だ……!!」
蠍相手に稼ぎを続けようとしたサンラクでしたが、運営が実施したリアルタイムアップデート「一部モンスターの行動パターンを修正」により、予定の修正を迫られることに。
でも、こうやって修正が入ったからこそ燃えるのが彼と言うか。タイミングよく「こうすれば行けるかも」なんてアイデアが浮かんでしまったらそりゃあ実験するでしょう。
実際ある程度は上手くいってる辺り、仕様の隙を突くのが上手い。
ただ、特異個体である金色の蠍と対峙してしまったので、完全に予定通りとはいかなかった模様。
予定外の強敵と出会って、ゲーマーとして引けないと思うあたりもサンラクですよねぇ。クソゲー愛好家と言う変わった癖がありますが、ゲームに真剣なの結構好きです。……度々外道に堕ちますけど。
使えるものをすべて使い環境まで活かして、夜を徹した戦いを制したのはお見事でした。
ヴィラックは無事に古匠となり規格外エーテルリアクターを修理してくれましたが、サンラクは呪いのせいで念願の装備を扱えず。他2人だけが楽しむのは許し難いと雲隠れを決めるまでの速度が早くて笑った。
そしてその鬱憤をサンラクは別ゲーで発散させようとするわけですが。
この作品、表題のシャングリラ・フロンティア以外にもゲームがいくつも出て来て、それぞれに世界観・キャラメイクが多くてコミカライズが決まった時に、絵にするの大変そうだよなぁって本当に驚いたのを久しぶりに思い出しました。
後半ほぼネフィリム・ホロウっていう別ゲー満喫してて吹いた。このコミカライズは『シャングリラ・フロンティア』で間違いないですからね! ここで出会ったルストとモルドも、結構重要な働きをしていくキャラになりますし。
巻末描き下ろしは『なぜ、教授は電脳世界において魔法少女となったのか(十文字以上、二十文字以下で答えよ)』。……タイトルから面白いのは卑怯では?
そしてタイトルからある程度雰囲気が掴めてしまうのもずるい。大体想像通りです、とだけ。
エキスパンションパスのSSは「勇者○○と仲間たちの冒険譚」。
勇者が魔王を討伐するというオーソドックスなRPG。ただし、プレイアブルキャラクターは勇者ではなくその仲間。そんなゲームをプレイする事になった外道三人衆の話。
いつも通りのノリが楽しいですね。
キャラクター解説はアラミースでしたが、キャッツェリア存亡の危機に陥った理由があまりにもあんまりで笑ってしまった。1回で学んでくれ……。