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「どうか諦めないで」

 

冒険者としての初依頼で、逆さ縛り殺しという迷宮の最奥に送り込まれる罠を踏んでしまったヴェル達。

転移した場所は罠も敵も無かったので休憩を取ってから先に進んではいましたが……部屋を埋めんばかりの物量相手どるのは一筋縄ではいかなくて。

ただ数が多いだけじゃなくて、仲間がやられて恐怖するみたいな総崩れすら狙えない作り物の兵隊相手って言うのが面倒ポイント。

 

前線担当の3人をヴェル達もサポートしつつ、戦線維持のために仲間が戦ってる脇で睡眠をとったり、疲労を回復魔法で誤魔化したりするって言うブラックすぎる方針がブランタークさんから提示されてましたが。

それがなければ無理だったというか、そうやって奮闘してなおギリギリだったので、指導役として付いて来てくれてて本当に良かった。

さもなければどこかでミスって死んでたでしょうしね……。ヴェンデリン達の来世にご期待ください、完になっちゃうところであった。

 

中々趣味の悪い最終関門もありましたが、無事に乗り切って生還できたのはなにより。

苦労に見合っただけの成果もゲットできましたしね。これで、到達した先がもう発掘されきった遺跡とかだったら骨折り損のくたびれ儲けどこじゃないですし。