「恥ずかしいから、こういうことあまり言わないんだけど」
「うん、なに?」
「今みたいに笑ってる海は、誰にも負けないぐらい可愛い……と思う。少なくとも俺はそう思ってる」
転校続きだった主人公、前原真樹。
これまで上手く友人を作る事が出来なかったこともあって、出会いの季節である春が苦手だった。入学式直後の自己紹介でもトップバッターを飾ったものの……本人に言わせれば「爆死」。
上手く馴染めず友人を増やせないまま、変わらぬ日常を過ごすことに。
同じクラスに美少女の天海夕と、彼女の友達である朝凪海がいることでクラスメイトの男子はラッキーだと思ってるようですが。
天海がトップで朝凪が「2番目に可愛い」と噂してるのは……まぁ思春期男子ならやりそうなのか。前原君が、何もしてない凪が劣ってるかのような評価に思う所あるのは個人的にはポイント高い。
単純にキャラデザが天海より朝凪さんの方が好きなんですよねー。彼女がメインヒロインで良かった。
前原君の爆死した自己紹介で彼は、サメ映画とかワニ映画みたいないわゆるB級映画が好きという趣味を上げていたんですが。
密かに刺さっていた子がいて、それが朝凪さんだったんですよね。映画を狩りにレンタルビデオ店にいった前原君に、朝凪さんが接触してきたことで同好の士として交流が始まるわけですから、結果的には爆発して正解だった説。
毎週金曜日一緒に前原君の家でゲームしたりして楽しんでるの、いいですよねー。
最初は前原君の母にも、朝凪さんの友達である夕にも秘密の関係だったんですが、色々あって知ってる人が増えていくわけですが。それだけの時間を積み重ねていく中で、前原君と朝凪さんの関係も変化していくのが良いですねぇ。
そして朝凪さんのトラウマになっていた過去の出来事について聞いて、より近づいたわけですが。まだ1巻段階では友達、である模様。早く付き合ってしまえばいいのにね。