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「はい。牧村先輩の期待に応えられるように、それから私自身が楽しめるように、いっぱい頑張ります。だから私も牧村先輩をもっと頼りにします……いいでしょうか?」

(略)

「ああ、もちろん」

 

『消極先輩と積極後輩』というタイトルで、WEBで連載している作品の書籍化。

気になってとりあえずブックマークはしてたんですが、読めてなかったんですよねぇ……。書籍化でとりあえず序盤読んで、面白かったので追々読んでいきたいところ。

 

大学の文化祭実行委員会に所属する2年生の牧村智貴が、新入生の君岡美園とじわじわと居地を縮めていくラブコメです。

サブタイトルからも窺える通り、先輩男子の牧村君がかなり消極的な一方で美園ちゃんはかなり積極的にアピールしてるんですよねぇ。

その様子は傍から見ても明らかなようで、牧村君が一歩踏み込めばもう即日お付き合い始められそうな状況ではあるんですが。

 

まぁこの付き合いそうで付き合わないくらいの距離感を眺めてる時も楽しいですよね、ラブコメって。

美園ちゃんが入学する前に、志望校だった大学の文化祭を見に来た時に、牧村先輩が彼女が必要としていた言葉をかけてくれた。だから頑張れた、という彼女が眩しい。

それで追いかけるように文化祭実行委員になって、アピールを続けてるんですが、牧村先輩の消極性が手強いんですよねぇ。まぁ全く意識してないわけでもないし、付き合うまでは意外と早いのではないかって気もしますが、どうなるだろ。