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「――覚悟は出来てるんだろうな?」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで831日まで。

空星と、彼に助けられて一緒に行動するようになった冒険家の少女火蓮。要するに主人公陣営は、空星の住居の車庫に出来たダンジョンのスタンピードに対処していたわけですが。

全国各地で同時にスタンピードが発生し、新宿にある最難関ダンジョンでは防衛に失敗したなんて一報が流れるほど。

 

……まぁ、とはいっても空星たちは北海道在住なわけで、出来ることもほとんどなくて。仮に行けたとしても手伝える実力もない新人冒険家な2人は、まずは自分達が強くなることを目標にダンジョン探索を進めて行くことになります

ジャガイモの魔物を捕まえてテイムして、新種のスキルの発見者になったり。

スキルボードの存在を火蓮に開示して、相談の上彼女の能力を伸ばしたり。

救援依頼を受けて車庫以外のダンジョンの地下8階まで赴いたら、その裏側にあった悪意に晒されて……正当な罰を与える事も出来なかったりと、イベントも連続して発生していきます。

 

空星は救えなかった存在に意識が向いていましたが……彼に救われた人も確かにいて、悪い行いにも良い行いにも、それに見合った報いがあるものだと気に病まないように声をかけてくれたのは良かった。

 

空星の希望に反して隠密スキルも成長しているせいで、彼本体の存在感は薄れていってますが。目立つ仮面を装備する事で、仮面の冒険家としては認知されていくように。

……人によっては仮面だけ浮いてるように見えて、大分怖いみたいですけども。

存在と実力は噂になっていて、だからこそ彼に協力してほしいって依頼も持って来られるようになって。着実に成長しているのを感じますねぇ。