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「この戦いが絶対に勝たなければならない戦いではないとしても……そんな戦いは必ず来る。遠からず来る。絶対に勝たなければならない戦いは……くるんだ」

(略)

「だから、敗北は選ばない」

 

王国で開催される、UBMへの挑戦権を賭けたトーナメント。

レイも当然参加して、名が売れているせいで注目を集めたりもしていましたが。

ライザーの知人であるラングと戦い、決闘に寄せた強者である彼に翻弄されつつも勝利した後、より強者に叩き潰されることに。

レイだって着実に強くなってはいるんですけど、彼は困難に挑み続ける≒圧倒的強者との戦いが多いということで、いっつも苦戦してる感はありますよね。

 

修行の必要を感じ、兄から聞いたレベリングに適したエリアへと赴くことを決意するわけですが……。

なんの因果か、そこで特殊な出会いをすることになるわけです。

脱獄を企て、成功させた<IF>のゼクスとガーベラにGODとか、絶対会いたくないじゃないですか……。

レイ自身はこの3人の顔を見ても素性が分からないですけど、相手側からするとシュウのようにゼクス達と因縁のある相手に情報が伝わってしまう、という点で厄介な相手。

しかもレイ〈死兵〉持ちだから、死んでも動けますからね……。それだでも厄介なのに、実はそのエリア付近に未知の〈超級〉が居たせいで、さらに状況が混沌と化すことになるわけです。

 

夢の世界へといざなう、怠惰魔王。

中々に厄介な手合いではありましたが……またリアル側の闇が深そうなキャラが出てきましたね。BOOKWALKERの特典SSは、怠惰魔王が<超級>になる前に冥王と出会った時のエピソードで、価値観が違うけど対立するわけじゃない2人のやり取りは中々愉快でしたのでオススメ。

 

この怠惰魔王に絡んだ戦闘で、先日レイが報酬として受け取った怨念まみれの斧の来歴が明らかになりますが……腕が弾け飛んだりするの、呪いのせいじゃなくて本来の機能に基づく反動なので対処が難しく、それに加えて怨念のせいで機能制限されてるっていうんだからそりゃ扱いにくいですよね。

そんな斧に暫定の持ち主として認められたレイは流石ですが……意外と多機能な彼から、<超級>関連の情報もっと引き出してほしい気持ちがある。まぁ、制限かかってるのもあって難易度高いし、レイはあまりそういう手段取らなそうですけど。