「今のって ちょー愛って感じ」
妖怪銅叩きな修の体調不良に、速攻で気が付くしいなが良いですね。
祖父母ですら気付かなかったのを発見して連れ帰るんだから、行動も迅速だし。あとしれっと祖母が「総一郎さんのことならわかりますし」と言ってる辺り強い。
で、修を寝させた後に手料理を準備してくれるしいな偉いし、熱ある状態でしいなに甘えたりする2人の距離も好き。
無理しないなら約束1つ聞いてあげると言われて、しいなと同棲の約束を取り付けるシーンも良いし、可愛いところばっかりなんですよねホント。
そうやって修としいなが新生活を始めたところで、以前教えを乞うた錦銅の高畠先生の孫であるあさひが乗り込んできて。
あっかんべーしてきたのに、わざわざ会いに来たのはなぜかというと……彼女は職人の祖父に憧れていたけれど、弟子入りを許されなかった。
でも、修が教わってるのを見て弟子を取るようになったなら教えて欲しいといったら、「あさひを弟子に取るつもりはない」と拒絶されて、それで家出してきたって言うんだから行動力は凄い。
一方で、家族の反対があったからかもしれないけど、銅器を叩いたことはないそうで。
小学生のことから工房に忍び込んで打ったりしてきた、妖怪銅叩きな修とは価値感が違う子だなぁ。
でも銅を叩いてみて、「むずいなこれ!」と言いながら笑っているところは輝いて見えましたね。はじめの一歩を踏み出す手助けをしてしまった感。
高畠さんも、孫が憎くて弟子にしなかったわけじゃなくて、職人の道の厳しさを知っているからこそ孫を連れ込めなかったようですし。
その真意が伝わってなかったのはアレですけど、「大事なことは言わなきゃわかんない」と切り込んでくしいなが格好良かった。勢いで言った部分はあって、まだまだ勉強が必要だけど頑張ってほしいものですね。