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「おまえ、他の女にティグルを取られたりしないだろうな?」

「ど、どうしてあなたにそんなことを心配されなくちゃいけないのよ」

「当然だろう。ティグルがお前を好きだというから、私はおまえたちの仲を認めたんだ。他の女がティグルを横取りするのなら、先に私がもらってく」

 

ガヌロンは王都を抑えた上で反抗的な者を処刑したり、ベルジュラック遊撃隊相手への使者を立てて揺さぶったり、ティグルの故郷アルサスに兵隊を派遣したりして、順当に嫌な手を打ってくるなぁ、と言う感じ。

そうやって他の勢力がぶつかっている間に、自分の目的のためにファーロンに干渉してるわけですから、ティグル達目線だと後手に回ってますね。

 

魔物が七柱しか地上に顕現できないという話だとか、普通に生きていたら知りようがない知識を相手が抱えているからなぁ、手持ちの札で対処し続けることになるのはやっぱり厳しい部分はある。

それでも諦めずに足掻いたり、親しい人を信じ託す選択をすることで前に進んで行くのが、実に主人公している、とも思いますが。

 

ティグルと一緒にミラやオルガが行動している時点でアレですけど、ブリューヌ内乱に在らたに戦姫エレンが乗り込んで来たり、ギネヴィアがやってきたりとかなり入り乱れていて眺めている分には愉快な気もする。

……利益分配とか考えなきゃいけないレギンは大変だと思いますけどね。

 

庶子バシュラルの過去を知るベアトリスが、彼の母が残した言葉を告げたシーンは印象的だった。

そして戦い続けた男の末路がアレだというのが、何とも言えないものがありますけど。これを受けてタラードがどう動くのかは少し気になるところ。