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「私が弓を使い続けていた最大の理由は、意地です」

(略)

「この意地が運命によるものだとは、認めたくありません」

 

ガヌロンが滅び、シャルルも姿を消したことでつかの間の平和が訪れる……はずだったけれど。

大陸全土で不可解で大規模な凶作が発生し、戦火が広がっていくことに。

ブリューヌは内乱直後だっていうこともあって、敵対勢力の残党が「一角獣士隊」としてまとまって各地の村落が襲われる事件まで勃発していて。

ティグルはリュディに呼ばれて、彼女に助力する事に。内部に協力者が紛れ込んでいたりもして、対処が難しかったようですが。

 

上手く策に嵌めることが出来てしまえば、魔物との戦闘経験もあるティグル達からすれば対処可能だったのは良かった。終盤で応援が来てくれたのも助かった。

10巻でミラの肌色回ありましたが、今回はリュディ。そっち方面の進展もありつつ、2人で抑えられそうなのは、『魔弾の王と戦姫』を想うと少ないのか。

 

ティル=ナ=ファ君臨のために動く魔物と、死の神アーケンの使徒とが本気を出してきて。

テナルディエの下にいたドレカヴァクも行動を開始して竜を差し向けてくるんだから、厄介な状況に陥ったりもしていましたが。

それでも退かない貴族が居てくれた(内乱で生き残ってくれていた)のは安心材料だなぁ。転移できるミリッツァもシリーズ通して顔出してくれていいですよね。割と彼女好きなんですよ。