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「……ん。レインと……一緒が、いい」

「わかった。なら、一緒にいよう」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1231日まで。

猫霊族カナデに竜族のタニア。ルナとソラの精霊族の双子、と中々豪華なパーティーになってきましたね。

でもレインも彼女たちの主として、相応しく在ろうとする心意気を持っているのがいい感じ。

 

今回は装備を更新しようと足を運んだ先で、鉱石不足の悩みを聞くところからスタート。

問題解決のために足を運んでみたら、そこでトラブルに遭遇していくことになりましたが……。

鍛冶屋に全く非がなかったかというとそうでもないですけど、反抗する手段が違法なのはダメでしょう、としか。

 

レインたち一行はパーティー間の仲も良好だし、久方ぶりの人間の里を楽しんでいるソラとルナが可愛かったりして、微笑ましいんですけど。

勇者たちは反省してないし。特に勇者はレインへの恨みを募らせて暗躍始めるし。

彼らが拠点としているホライズンの領主の息子が権力をかさにきた愚物な上に、父親もそれを咎めない。それどころか監察をするハズの騎士団まで抱き込んでいるとか、闇が深い。

 

少数派になりながらも不正をただそうとする騎士がいて、レインたちに協力してくれることになって、最低限の良識は守られたかな……。

領主の息子が人質を取っていいなりにしていた最強種の少女を保護したり、魔族と言う脅威が現れた時に退治したりして、パーティーも豪華になるし名声も獲得するしで止まらないですね、レインたち。

……暗躍してる勇者の株が下がり続けるのも、止まりそうにないですけど。