「浮き上がりしものが沈むこともあらば、沈めるものが浮き上がることもあり……
クトゥルフはいまだ生き続ける」
――H.P.ラヴクラフト
最新版となるCoC第7版。
紙質が変わったのか6版と同じくらいの厚さなのに、比較的軽い感じがしました。
構成的にも個人的にはこちらの方が見やすくキャラ作成とかしやすそうかなぁ、とも思いましたねー。
旧版から神話生物の独立/奉仕という分類だったり上級/下級の区別だったりを廃止したり、戦闘以外ではあるもののプッシュロールといういわゆる「振り直し」のルールが出来たり、あちこち変更点はあるようです。
あとはサンプルキャラクターことハーヴェイ君の活躍を見ることになる、ロールプレイ例のページもかなり増えてた印象。ルールあちこち変わってるからこそ、具体例増やしたのかな。
あとは第7章で「チェイス」の詳細な設定がされていたのが新鮮ではありましたねー。
旧版も基本ルルブしかもってなかったので、もしかしたらサプリで追加されたデータが7版で纏められたのかもしれませんが。その辺り詳しくないんですよねぇ……。
ルルブ後半の章では魔道書、魔術、神話生物の情報がそれぞれ解説されてて、6版の時より見やすくまとめられていたように思います。
情報量が多いんですけど、まぁ一度に全部を理解しないといけないわけじゃないですからね。正気度なくなってしまう。
巻末のシナリオパートは未読。『古き木々のただ中で』と『紅文字』の2編が収録されているようです。