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「それでも嫌です…こんな結末は嫌だ…!!」

「だから俺は…俺は背負います…!!」

「それが自分にできることなら!」

 

特異点Fこと冬木から帰還した藤丸達が、第一特異点へと挑むことになる2巻。

戻った直後に昏倒した主人公が故郷の自室と、世界が焼ける夢を見て……それでも、呼ばれて直ぐに管制室へと赴けるのが強い。

最初の困難は乗り切ったけどカルデア職員7割が死んで、藤丸以外のマスター候補も命だけは繋いでいるけど再起不能状態とか、かなりボロボロですけど。

 

Dr.ロマンも「だからこそ死んでいった彼女達に代わって 人類を守る」と言ってくれるシーンは熱くて好き。

彼から事情を聴いた藤丸も、全てが理解できたわけではないけれど、結末を受け入れられないと奮起するのが実に主人公してます。

藤丸君、ダ・ヴィンチと遭遇して「なんだまた変な人が増えただけか」と思考停止して流したり、レイシフト後に焼かれている村を見て「きっと立ち止まってる場合じゃない」とか色々と切り替えできるの偉い。

 

第一特異点の舞台はフランス。

死んだはずのジャンヌ・ダルクが蘇り、竜を使役して暴れ回っている特異点だった。

街に入り情報収集しピンチの人々を助けたり、聖杯に呼ばれたサーヴァントに助けられたり。少しずつ少しずつ前に進んで行くのが、頼もしくて良い。