「それでさ、思ったんだよ。リュディを、先輩を、姉さんを毬乃さんをクラリスさんを……皆を守れるぐらい強くなりたいって。だから最強になりたいんだ」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
ついにツクヨミ魔法学園に入学することになった幸助。
ゲーム主人公である聖伊織と遭遇して速攻で仲良くなっている辺りは、コミュ力高いというか。
最強になるために駆けあがっていくことを決意した幸助にとっては、彼もまたライバルの一人であって……それはそれとして仲良くなり、ヒロインの情報だったりを教える友人キャラ的な振る舞いをしたりもしてるので、幸助本当に現状を楽しんでるなぁと言うのが伝わってきます。
ゲーム『マジエク』において、主人公の瀧音幸助は劣等生とされていた。
遠距離攻撃が出来ない……だけならまだしも、脳筋で学力も低いしエロスに忠実過ぎる性格が響いたものだった。
転生したことである程度矯正はされてますが、魔法関連の学問に関しては知識不足が響いていて、劣等生コースに入りかけていたようです。
まぁはつみ姉さんに頼る事を考えていたり、ダンジョンがある学園でその攻略状況も加点される成績制度であることを加味して、自分なりに奮闘するつもりみたいですが。
いくら色々知識あるとはいえ現実となった世界でダンジョンRTAするんじゃないよ。
親しい人達はまだしも、遠巻きに見ているだけの人には彼を低く見る人も多い模様。
ヒロインの一人、カトリナ相手との模擬戦イベントで既に実力の片鱗を見せてると思いますがねー。
分かる人は分かってくれてるので、本来なら5人で初心者ダンジョンに挑むイベントで、幸助とリュディと雪音先輩がパーティー組むならもう戦力過剰だから3人で行っておいでとか言われますしね。
悪評が流れた中でも味方してくれる人が多いのは、これまでの彼の行いの成果でしょうから誇っていいと思う所。