「正直に言うと、結構キツいことなんです。失敗するかもしれません。それくらい難度も高い。でもどうしても必要な事で、必要な物なんです。今こんな状況になっているのもそれのせいだと思ってます。だから、見ていてください」
(略)
「今後の俺を、世界最強に至る俺を」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
幸助の劣等生と言う噂はますます広がり、そのくせファンクラブまで出来たリュディの傍にいることを面白く思わない輩も多くて……。
ついには直接悪影響を与えてるだろう、と難癖をつけてくる奴まで出てきて。それでもなお、自分の在り方を曲げずに目標に向かって進む彼は、中々に主人公してるなぁと思います。
あくまで設定的にはエロゲ世界の友人枠、モブよりな存在なので幸助視点で言うとどうしても伊織というゲーム主人公や、最強クラスに育つヒロイン達の事を考えざるを得ないみたいですけど。
今回も原作知識を活かして、サブキャラを助けたりしてましたが……ルイージャ先生、なにしてるんですか本当に……。
エロゲらしい設定のダンジョンにヒロインと挑んだり、雪音のトラウマ克服の手助けをしたり、各種イベントをこなす日々の中……試験期間が近づいてきて。
幸助は通常の試験はサボって、その上で1位を取るべくダンジョンに挑む決意をします。一応、保護者の毬乃とかに根回ししたり、知識を活かして念入りに準備してるのは偉いと言うべきか。
それでもなおソロでの攻略は厳しい道のりで、途中でキツさに折れそうになる場面もありましたが。ヒロイン達から渡されたお守りに触れて、進む勇気を取り戻したのは良かった。