「というわけでマスター。これからもよろしくお願いするです」
「うん。ラフィリアの記憶も、これからの冒険に使わせてもらうから」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
近頃慌ただしかったこともあり、休暇をとることにしたナギたち。
彼が無礼講って言葉を使ったせいで、奴隷たちがワタワタするシーンもありましたが。なんだかんだうまく乗り切ってきてるとは言え、ナギあくまで異世界人だからたまにこういう常識のズレは生じるよなぁといったところで。
……結果的に予約したような状態になってるのはそうですけど、それ言葉にしてるかどうかの違いで、これまでも実質そうだったよなという気持ち。
それより、休暇で旅行に出かけただけのはずなのに、またしてもイベント発生してるナギの引き運のほうこそネタにしてあげるべきでしょう。
珍しい種族とかを奴隷としてそばに置いてるからか、観光地にいったら「古の血に挨拶する」幻影を目撃したりしてますし。
休暇だからとそれをスルーしたはずが、次の目的地で本命に遭遇したりする。なんか不運を引き寄せていたラフィリアじゃないですけど、ナギこそ重要イベント引き寄せるスキル持ってそう。
主人公補正と言えばそれまでですけど。真に山も谷もない日常エピソードは、平穏すぎてなかなか物語として記されないのだ……。
でも、予期せぬ遭遇だったとはいえ、記憶がなかったラフィリアの胸のつかえが取れることになったのは何より。
この世界の厄介貴族には渡せないけど、扱いが難しそうなアイテムゲットしちゃいましたけどね。でも、ナギたちの暖かさに触れることで少しでも良い方向に進んだならヨシ。