プランB。
またの名をメイプル開放策。
防衛という枷を取り払って、外へと放つのである。
第四回イベントの決着までを描く1冊。
今回は大規模PvPというかギルドvギルドって言った方が正しいのかな。それぞれの拠点にあるオーブを奪うか、守り抜くことで加点されるポイントでランキングを決めるというもので。
どうしたって防衛にも攻略にも人員を避ける大規模ギルドが有利と思われる中で、メイプルたちはわずか8人の少数ギルドなわけで。
それでも防御特化のメイプルを筆頭に、一芸を持ったキャラばっかりですからね……。
人数が少ないからこそ序盤に有利を取りたいと、サリーが走り回って得た情報をもとに、独自ルートを突き進んだメイプルが蹂躙しに来るのとても怖い。
メイプルが守ってる陣地に攻め込みたいかと言われたら否なんですけど、彼女が攻め込んでくるとかそれはそれで悪夢なんですよねぇ……。
敵の行動を予測したかのように罠を設置して防衛に貢献してる大規模ギルドのマルクスとか、ほとんどの罠を踏み破られた上、一部の有効だった束縛系の罠とかも同行してた攻撃力特化の双子に破壊されるとか可哀想ではあった。
侵攻受ける側もいやだけど、都度拘束されて思うように進めないメイプルたちも大変ではあったみたいですけどね。
スキル発動で人型ですらなくなって暴れまわるメイプルをみたあなたはSANチェックですとか言いたくなる。
各々頑張って、イベントを楽しんでたのはわかるんですけど。今回はちょっと乗り切れなかった部分がありましたね……。