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「恋はね理屈でするものじゃないのよ 好きになってしまったのなら仕方ないじゃない」

「だって好きになってしまったんですもの」

 

立夏と草太は発情の呪いをお互いで解消しあって……けれど、一番好きだからこそ最後の一線は越えられなかった。そうすると命を失うことになってしまうから。

そうした秘密を抱えつつも、公に付き合い始めたと言えるようになって幸せそうなのは良かった……のだろうか。

呪いのせいで行けるところに限りがありますからねぇ……。

 

まぁ本番ができないだけで、それ以外は積極的にやってますけど。

それもあくまで「数日我慢できる」程度の効果しかなく。どうにかしたいと思いつつ、現状を変えるきっかけを得られず時間が過ぎて。

イチャイチャに歯止めが利かない中で、ついに立夏の友人である雨水真琴にキスしてるのを目撃されてしまうことに。

 

そしてさらに彼女もまたゼパルの本屋に足を踏み入れ、呪いの本を受け取っていたことが発覚。

事情を分かってるだろうに引っ掻き回しに来るゼパル、すごく悪魔っぽいわぁ……。

今回は表紙にもいる雨水ちゃんの視点がメインで、恋人のいる草太が気になってる状態で呪いの本を得てしまった彼女が暴走してしまうシーンが多いです。

その分草太も雨水と交流するシーンが多くて、立夏と微妙にすれ違いも生じてる感じというか。後々厄介なことになる予感しかしないなコレ……。