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「無駄とは言わないし、いつか大きな結果を出すのかもしれない。でもね、それまで研究を続けられなければ、無意味なの。利益を出せる錬成と、趣味――とまでは言わないにしても、長期的な成果を期するもの。バランスを取らないとやっていけないのよ」

 

サラサが責任者を務めているタイミングで、領地で疫病が発生したんだからサラサはついていないというべきか。錬金術師として対処に当たれる有能な人材がトップにいてくれた状況を喜ぶべきかは、ちょっと悩ましいですね。

任命事由であった盗賊への対処は終わり報告書も終わったけど、任を解かれる通知が来てない以上はサラサが責任者になるわけで、ついてない寄りの方が大きいかもなぁ……。

懸念事項に迷惑王子の情報が含まれているなんて聞いたら、特に。

 

急いで村からサウス・ストラグへ駆けるサラサに、アイリスがなんとかついてこれるように成長してるのは良かったですね。

前回縁があったミスティの兄であるレイニーも協力してくれてますが、これはサラサがいてこそですから、迅速に対処できたのは良かった。

 

さらにレオノーラ預かりとなっている錬金術師のマリス。

借金漬けになったためにどうにも心配が勝る子ではありましたが、病気の治療薬を作りたい一心で錬金術師を志したとかで、知識は頼れるって状況にあったのも大きい。

サラサが全権代理である以上、サウス・ストラグで指示を出す必要があって。それはそれで大事な仕事なんですけど、現場には出られない。

いろいろな事情を加味してマリスが立候補してくれたのは本当にありがたかった。

実際思った以上の被害が疫病で発生している中で、現地で生きた情報を得て完全な治療薬とはいかなくても、進行を遅らせる薬を改良したりしてて特化分野では優秀ですね……。
誰がかけてもこれだけ迅速に解決することはできなかったでしょう。お見事でした。

 

容量拡大バッグ、登録名は「オシャレなバッグ」らしくて開発者のこだわりを感じた。

でもそれはそれとして通称である容量拡大バッグの方が広まっているのが笑える。変な名前ではなくても、実用性重視になっちゃうよねカバンって。