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「なんでお前はそんなにしてくれるんだよ。誰も助けてなんてくれなかったのに」

「なんで、か。なんでだろうね? 私にもよく分からないよ」

「……変やつ」

「それは酷いなあ、これでも君よりお姉さんなんだよ?」

 

主人公の真里は、母が亡くなってから弟妹を守るためにバイトを掛け持ちして働き続けていた。

そしてある日疲労がたまり駅の階段から落ち……五年も昏睡状態になってしまう。

その5年の間に、弟も妹も成長して今までの恩を姉に返そうとする話。真里の意識は戻ったけどまだリハビリがいる状態。

理学療法士を目指している弟はそんな真里の生活をフォローしてくれるし、妹の方は投資家として成功していて金銭面でバックアップしてくれる。

 

というバックボーンのある真里が、医療用フルダイブ技術を基に開発されたVRMMOゲームをプレイする話です。

弟妹から「たまにはゲームでもしなよ」と勧められて、初心者ながらプレイすることになったゲーム。

リアルではまだうまく動かないけれど、ゲームの中では問題なく活動することができて。

 

ゲーム的に言えばスキルとかステータスによって自身が強化されて、戦士とか魔術師とかになれるわけですが。

真里はそういう方面のプレイは、自分から乖離しすぎてやりにくいと考え器用さを表すDEX補正が高い道化師の職業に就くことに。

……STR補正低くて、包丁でジャガイモすら切れなかったりするのはちょっと笑った。そしてスキルで解決してるので、乖離しすぎるの心配してたけど意外と普通に魔術師とかもできたと思う。

 

β時代は普通のRPGゲームだったみたいですけど、正式リリースの際にNPC達のAIが高性能になって。

スキル習得のためにはNPC達と交流しないといけないけれど、前線組のプレイヤーには横暴な人が多く、NPC好感度が低下しまくって。

2番目の街とかは特にヤバくて塩対応されまくりみたいですね。

真里はそんなこと気にせずプレイして、NPC住人と仲良くなって身内認定までされるほどになって。生産スキルを伸ばしてるプレイヤーとも交流が出来て、彼女なりにゲームを満喫してるのが良いですね。

 

とは言え、ドロップが渋くなった世界でモンスターを丸ごと一匹捕縛できるスキルを習得したり、ロリ体型なのでどうしても目立ってしまうなどの事情があり、注目され始めてますが。この状況で予告されてる第一回イベントがどうなるかが心配にはなりますね。

1巻だと真里の事情とゲームの世界観説明が多くて、物語の進みとしてはゆっくりです。これからどうなりますかね。