「……姫乃は、シバとの時間……一番大切にしたい、から」
「……ッ!?」
「だから、写真は撮らない。一人で集中しない」
今回は表紙のキャリアウーマン、神城葉月さんが龍馬を恋人代行として指名することに。
酔っぱらって倒れててる彼女を龍馬が発見して、タクシーを呼んで彼女を託したっていう接点がその前にできていて。
その時と同一人物なのではないか、と興味をもった葉月が指名したという流れ。
仕事ができるからこそ葉月はいろいろとため込んでいるものがあったようで、龍馬がそこにフォロー入れていたあたり、スペックだけでいえば恋人代行業向いてる感じがします。
ただ脇が甘いのも確かなんですよね……。
葉月は弱みに付け込むことこそしませんでしたけど「こういうトラブルだって起こりうるんだぞ」という実例を見せつけてきて。
翻弄されて従いそうになっていたあたり危ういので、そういう面では不向きだともいえます。
姫乃との交友も順調で、クリスマスデートを楽しんだ結果として代行業のルールを超えて彼女に触れてしまうなんてことも起きたわけですし。
龍馬と一緒に居る時間を楽しんで、思いを育んだ姫乃がその気持ちを自覚したりもして。そのタイミングで葉月が龍馬の姉のカヤと同じ職場にいて、2人のデート風景を目撃したことで彼が恋人代行していることに気付いて追及される、ってエンディングを迎えるんだから、容赦がないというか。ケジメとして必要なイベントではありますよね。