「もしかしてヤキモチ焼いてくれた?」
「……っ!」
家族間での報連相を破った龍馬のことを、カヤが追求。
彼が姉のことを思ってバイトを始めたという背景はわかるけど、高級なものには当然理由があって。実はかつてカヤも行っていた恋人代行業の問題について追及されて……家族の同意を得られずバイトを辞めることに。
まぁ危ない仕事で稼がれても嬉しくない、という姉の感情を理解できていなかったことや、リスクについての把握が甘かったことを突き付けられた上での決断ではあるんですけど。
龍馬にとっては大切な姉でも、読者目線でそこまで印象のないキャラからそこまで言われてもなんか納得いかないみたいな気持ちが若干沸く。
理屈でいえば正しいのはカヤの方なのもわかりますけどね。
そして龍馬はバイトを辞めることになって。追及のきっかけになった葉月への連絡はカヤが済ませたし、初詣で愛羅との契約も清算した。
そのうえで姫乃と向き合って、育まれていた恋心について打ち明けて付き合うことになることになって。姫乃推しだったので、幸せな未来についても描いてくれたのは嬉しいですけど駆け足だったのは確かですねー。