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「長い間待たせて済まなかったな。迎えに来たぞ、リーブラ」
「…………状況判断……ルファス様本人である確率、100%……ルファス様本人であると確定。……王墓防衛の任務を解除します」
十二星天の一人、アリエスと無事に再会を果たしたルファス。
ディーナから情報をもらい、ルファスを慕う勢力によって作られた「黒翼の王墓」を守護するリーブラを回収しに行くことに。
王墓を名乗るだけあって当時ルファスが使っていた装備など、今の時代では貴重な数々のアイテムも収められているとか。
人類の生存圏が縮みレベルの低下も著しい今となっては、再び作ることも難しいそれらを求めて王墓に乗り込む人々も絶えないそうです。
王墓内部には強力なゴーレムがいるし、最深部はリーブラが守っている。オマケにリーブラは初手高火力ぶっ放してくるので、苦労して到達しても生存者ゼロ。
それだけ希少なアイテムが求められていたということでしょうけど、有望な人類側の戦力削りまくっていたってことでは……。
まぁリーブラはルファス亡きあとも忠義を尽くしていただけなので、責められる謂れないですけどね。
無事に最深部でゴーレム・リーブラと再会し、壊れかけていた彼女の修理を終えて。
必要な宝物を回収することになったわけですが。昔から光物が好きで集めていたらしいルファスが、性能ではなく輝き具合に魅了されポンコツ化していたの笑っちゃった。
順調にルファスが配下を回収している一方で、誤って彼女を召喚してしまった国があきらめず勇者召喚試みてるのは逞しいな……。
ルファス一人ですら今の人類の総力上げても倒せる未来見えないのに、どんどん勢力強化されていくから、こんな状況で招かれた勇者君には今から手を合わせておきましょう。南無。
次の仲間に会いに赴いたところ、近くには存命の七英雄メレクが築いた天翼族の国があって。白い翼を何より貴ぶ彼らにとって、漆黒の翼をもつルファスは何より認めがたい存在だそうで。
ルファスが覇王として君臨していた折は、翼の色での差別を禁じていたそうですが、彼女が消えてからは従来の迫害が蘇り……ルファス達が訪れたタイミングで、それぞれの派閥の不満が爆発しそうになってるとか、無駄にイベントの引きがいいなルファス。
……ディーナがいろいろ動いているみたいですし、その影響も大いにあるとは思いますけども。ルファスのハチャメチャ具合が健在で今回も楽しかった。
巻末書下ろしは「野生の殺戮侍女が現れた」。ルファスと合流したリーブラの、他愛無い日常について。……無残に散った野盗が居ましたが。忠告聞かなかったし、そもそも野盗ですしね。ヨシ。