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「用意します、無敵の軍勢を。そして明後日の夜明け、敵軍の兵士達は知ることになるでしょう」

(略)

「恐怖と絶望という言葉の、本当の意味を。そして、地獄はこの世にあるのだということを」

 

たまに馬鹿な貴族や商人がちょっかいを出してきますけど、おおむね善良な人々が暮らす国。

それがミツハが異世界転移で訪れた場所だったわけですが……近隣の他国がきな臭い状況があって。

商品の評判を聞いて足を運んだ王女様と仲良くなったり、依頼で持ち掛けられた料理店の改革に乗り出したりと異世界ライフを満喫していたミツハでしたが……。

 

魔物の力を頼りにして、隣国が攻め込んでくる事態になって。

内部に裏切り者も用意して暗殺じみた真似もしてくるあたり本気ですけど、トップをかばおうとしたミツハ、そしてそのミツハをかばおうとした青年が負傷する事態になり……。

ミツハは、自重を投げ捨てることを決めた。

自身を鍛えてくれてる傭兵団をまとめて雇いあげ、現代兵器によって全力で敵を蹴散らすあたり、本気も本気です。

 

そうやって戦争で実績をあげてしまったせいで、子爵として任じられることになってしまって。

彼女なりのやり方で領地経営をしていくことになりますが……地球で領地経営ブログ運営して、ネットの詳しい民の知識を借りるとかよくやるわ……。

いや確かに回答は得られるでしょうけど、厄介事のほうが寄ってくると思うんだけどなぁ。実際地球側でも怪しいエージェントが接触してきたりしますしね。

ミツハ自身が新しいやり方するし、あまり他所の貴族に頼りすぎると情報が筒抜けになるし、と警戒して家臣を借り受けたりはしてませんが。

彼女のやらかしていくことを思うと、今後もっと人手が必要になりそうだけど、どうなるかなぁ、みたいな雰囲気がある。