
『胡散くさいから、今回はパス♪ それが正解だと思うの』
「実は僕もなんだ。お宝までの最短ルートを書いている地図を素直に信用するな。それが宝探し屋の処世術ってもんだよ」
『罠は宝物庫の直前、そして油断するはずの帰り道に仕掛けるべし、ですものね』
今回の主な部隊はアメリカですねー。
春臣の父親が持っていた王の道に進むための鍵の一つである「石」。
迦具土からの情報もあり、ソロモン王絡みのことで知っていることがないか、春臣は父親の知人数名にメールを送った。
それで引っかかるのがアーシャの母親だっていうんだから、世界は狭いというか。
まぁ、アーシャと幼馴染だっていうんだから、親も知っているか、そりゃあ。
アーシャの母親、ユリアさん。組織の一研究員なのにファンクラブがあるそうで。
出番少なかったですけど、ファンクラブあるのも納得できそうな感じ。
あれが残念ヒロインこと、アーシャの母なのか・・・どんどん残念レベルが上がっていくな、アーシャ。
UFO研の人々を巻き込んだ、個人事務所の件についても、色々と動いているようで。
織姫の祖父に仕事の話を持ち込んだり、仲間を増やして会議を重ねたりと暗躍しています。
伊豆で双刀の秘文字を手に入れ、武器は十分だから、別の文を充実させる方向で動くようで。
なんかしれっと「例の文字もこっそり回収してある」って書いてあって、もしかしてその内鎖使ったりするんだろうか。
まぁ、アーシャの母親から得た情報で、ソロモン王絡みの遺産が、紅き竜王、ハンニバルの版図となっているアメリカはニューヨークの中にあるサウルの支部に取り残されていると知った春臣。
ルナに留守番を任せて、織姫、羽純、アーシャを引き連れてアメリカへと渡ります。
織姫たちを連れてきたのは、せっかくアメリカに来るのだから、と合わせておきたい人がいたからだそうで。
古い魔術の知識を持つ、本当の魔女。組織の基盤となっている魔術の知識を提供したとかで、発言力はある人たち。
魔女狩りを忌避するため、彼女たちは、特別な力はその事実を秘さなくてはならないという考えのようですよ。
そういう部分を知っているから、春臣は、密かに情報公開の準備進めていたりするのかなぁ。
しかし、ハンニバルの地元、ニューヨークの人々はタフというか。
ハンニバルが出たらセールをするとか。開き直りにもほどがある。
羽純は初めての海外を楽しんでいますし、織姫もなんだかんだで満喫してます。
留守番のルナも、ご褒美の前払いを要求していて、出番少ない割に楽しんでるし。
残念ヒロインことアーシャも今回は奮闘していましたね。
・・・魔術で自分に催眠をかけて、積極的になるというトンデモ手法でしたが。
まぁそれによって、春臣に意識させる行動をとれたから、結果オーライなんだろうか。
食欲不振という代償がついてきて、微妙に不具合も出てるようですが、どうオチがつくかなぁ。
ハンニバルの行動に影響されて、ソロモン王の遺産に手を出したりして、どんどん問題が激化していっているような。
今回も、春臣は爆ぜればいいのになぁ、とかいくらか思いました。
現地の魔女と連絡先交換して、親しく交流しているし。
日本でルナと、アメリカいってからはアーシャや織姫とキスしているし。
これまで織姫とルナにやっていた魔力増強のアレを羽純にまでやるようになったし。
最後、事態は落ち着かずに問題がまた発生していましたが。
また次回は舞台アメリカってことになるのかなー。後書きによれば件の羽純が表紙と本編でフィーチャーされるそうで。