「大変かもしれない」
(略)
「でも、幸助なら解決できる」
アマテラス女学園で起きたトラブルについて毬乃が相談を受けて。
数少ない男性講師などに異変が起きなかったため、解決には男性の手がだと考えられたが……。場所が女学園なのもあるし、あまり大事にしたくないため、そのまま男性を招き入れるというわけにもいかず。
そこで提案されたのが、天使の秘術で女性化させるというウルトラCで。
ゲームにおいては、主人公の伊織と信頼関係を結んだ桜さんが実施して、彼が乗り込んでいくことになるみたいで。幸助はそれを知っていたから内心で笑っていましたが。
それだけだったら話し合いの場所に自分が招かれるはずがないと、早い段階で気付くべきでしたね……。
伊織を説得するために行った言葉を拾われて、反論封じられてましたし。もう少し頑張りましょう。
今回のイベントはメインルートに絡んでくるものではない、ギャグ特化のサブイベントでスルーすることもできる類のものではあったそうです。
話を聞いてイベントに察しをつけた時点で笑い始めてたので、そこまで深刻ではないとは思ってたんですが。
裏で動いてたのが邪神を崇拝する勢力だったのには驚きです。敵の狙っていたアイテム、持ってかれちゃってますしね……。
とは言えそれがなければないで生贄をささげて代用も出来るから、持っていかれるのも止むなしって判断は、悪くはないとも思いますが。
サブストーリーなのもあってか、ゲーム時代には現場で動いていた犯人の背景すべてが明らかになったわけじゃない、というのは不安材料ではありますね。
幸助たちが乗り込んだことで、無事に事件は解決。
悩みを抱えていた女子もいましたが、今回の件を通して成長できたのは何よりでした。
……特有の変なダンジョンに踏み込む羽目になったりとか、ドタバタもありましたけどね。
別の学院のエピソードを1冊でさらっとまとめて、次はツクヨミでのエピソードに戻ってくれそうなのもヨシ。
サブイベントも面白かったですけど、やっぱりメインストーリー進めてほしい気持ちがあるので。