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「“やってみたい”……そう思ったからできることを考えた。ということになりますね。あと、どんな犠牲を払っても! とか、そんな風に強硬手段をとって急速に推しすすめようと思っているわけではなく、僕が歳を取って死ぬまでに今より少しでも良い方向に進んでいたらいいなぁ……という感じですね。……子供っぽくないですか?」

 

お世話になったジャミール公爵家の方々へ挨拶する機会を得た竜馬。

森で3年暮らしていた経歴を門番に怪しまれる一幕もありましたが……ちゃんと知人の冒険者ヒューズを派遣してくれたのはありがたかった。

……そんな彼が結婚するなんて話が進んでいたのには驚きでしたけどね。祝うために全力を尽くしてるのが竜馬らしくて良い。

 

竜馬と公爵家の方々の縁は確かで、街にたどり着いた翌日には会う時間を設けてくれるんだから、ありがたいというほかない。

色々と計画している竜馬ですが、大がかりになりそうな話は周囲に相談し助力を願うつもりだった模様。

彼個人のスペックが高いのもあってか、周囲の大人たちは竜馬が仕事を一人で片付けようと抱え込みすぎるのではないかと心配していたみたいですね。

……まぁ分からないでもないですけど。ここでその誤解を解けたのは良かったですね。

 

誤解でいえば、竜馬の過去に関してもラインハルトさん達は、踏み込むのを躊躇っていたようでしたけど。

根掘り葉掘り聞かれるのは好まないにせよ、信頼できる相手に打ち明けるくらいなら構わないスタンスだったので、コミュニケーション失敗感がある。

 

そこで神様が用意した竜馬の「祖父母役」の方々の名前や経歴が明らかになったわけですが……賢者や武神なんて異名を持つ有名人だったとは。

危険地帯の大森林に遺品があることだとか、設定として用意された話からの有能さから、なんとなくわかっていたことではありますが……思っていた以上に高名な方だったのは驚き。そのおかげで竜馬のスペックとか突飛さに納得してもらえたので良かったですけど。