「そなたは私の心にかなう、そなたはそなたの王であれ。巨木のように揺らぐことなかれ。束縛や支配は無いと知れ」
イラスト担当がりりんらさんから、塩部緑さんへと変更になってスタートした3巻。
自由なプレイをしていたホムラは、Cランクに昇格できる機会があったのにうっかり忘れていて。納品依頼でポイント稼いで受けなおしてるのはちょっと笑った。
今度は無事に昇格できて、その結果神殿から他国への転移することが可能になったのは驚き。
ホムラ、ワールドアナウンスが入るフラグ踏みすぎなんですよねぇ……。
攻略組によって迷宮都市の迷宮が解放されたり、他のプレイヤーも色々とイベント発生させて入るんですけどね。
そのダンジョンは、これまでゲーム的に制限が掛かっていた【痛覚制限】を外すことができるようになる、という効果があって。外すことで部位破壊が可能になったり、色々と効果もあるみたいでしたけど、ゲームでその縛りを取るかどうかって言われたら悩むなぁ……。
制限付きでダンジョンに入ると鬱陶しいモンスターに絡まれたりして、入るなら外せとばかりに環境が出来てましたけど。外して戦闘してると耐性スキルが生えるとか対策もあるのが救いか。
仕事が忙しくてあまり頻度は多くないですけど、友人たちとパーティープレイを楽しむこともありますが。
ソロプレイの時間が多い中で、有力住人との接点やら神々との交流を重ねていってるのが面白い。
巻末に運営の悲鳴が載っているんですが。
ホムラが何柱もの神々に出会い、祝福や寵愛をもらっているのにも関わらず、対の存在であるはずの「使命」については授かっていないことを疑問に思って調査したとか。
……その結果、ゲームのメインストーリーが進行してないせいで、「使命」として下されるミッションが無かったっていうオチになるあたり、やっぱりホムラは特殊何だなぁと実感した次第。
「異世界」が異世界として作り込まれていて、ホムラみたいにフラグ立てれば先のイベント進行できてしまうのも善し悪しですなー。
違反はしてないから没収こそしないけど、適度な調整を行い続けないといけない運営は本当にお疲れ様です。
あとはコミカライズの1話もお試し的に乗っていましたね。この作品らしいノリを味わえそうな雰囲気は伝わってきました。