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「……優夜さんはこの世界で確かに特別な力を手に入れたのかもしれませんでも、その力はいつも私を助けてくれました。初めて会ったあの日から……優夜さんはたくさん私を助けてくれました」

「……」

「ですから、もうそんな風に自分を卑下することはしないでください」

 

大魔境で『聖』の称号を得ている兎から特訓を受けたかと思ったら、あらすじで『邪』の力を宿した少女と出会うことが発覚したり、優夜は本当に引きが強いなぁ。

そうでなくても王都を訪れたら、王子が差配させた暗殺事件に巻き込まれてるわけですし、イベントに事欠かないわ……。

 

優夜に罪を着せるつもりで強引な手段に出たけれど撃退され、警戒は厳しくなった。となれば、逆に王子が今すぐ襲撃してくることを警戒しなくても良いでしょう、と優夜を伴って城下町に繰り出そうとするレクシアは、お転婆が過ぎる気もしますが。

この世界の常識に疎い優夜だけだと、問題発生する可能性もあるわけでまぁ同行してくれる人がいるのはありがたい。

……オーウェンのいう通り優夜のことを知ってる騎士が付くだけで良かった説もありますが、恋する少女は止まらないので……合掌。

 

襲撃してきた王子も魔力によって狂気に陥っていた部分があったようですが……優夜の持っていた回復薬で落ち着くことが出来て。

レクシア自身が襲撃を許したことで、思っていたより穏当で迅速な解決したのには笑ってしまった。

優夜のことが気になっている香織が、彼の家に遊びに来た結果異世界への扉についてしって秘密を共有する仲になったり、レクシア達とも出会ったことで自身の恋心をハッキリと自覚したり、周囲は止まらず進んでる感じ。

優夜も戦闘スペックは向上してますが、どうしても過去の経験から臆病な部分在りますしね。今回香織が認めてくれたことで、少しマシになるかもしれませんが、さて。