襲撃事件が発生して学園が一時休学になる事態にはなったりはしたものの、ようやく再開される運びとなって。
不審者の侵入を減らす試みとして、これまで屋敷から通学していたような貴族生徒も全員寮に入れることになったとか。そのために学生寮新設して、間に合わせてるんだから優秀ですね……。
メロディは寮に入るルシアナ付きのメイドとして同行することになったけれど、ルトルバーグ家の王都使用人は彼女だけで。
いくら万能メイドが環境改善したり、ルシアナが舞踏会で注目を集めたとはいえ、そう簡単に『貧乏貴族』と噂されていた家に応募してくる人はいなくて。
メロディの分身も彼女が寝ると消えてしまうので、毎日屋敷に分身を送る手間が増える。
だったらその技術を応用して、魔法でメイド人形を創造してしまおうって考えるあたり、相変わらずぶっ飛んでますよね。
物語が進んだ際には、新キャラとして登場したマイカという少女をメイド見習いとして確保することには成功しましたが。
マイカもまた転生者で。しかも王太子の前世時代の妹とか、やたら設定盛られてるんですよねぇ。王太子とアンネマリーという転生者コンビとメロディの接点が薄く、シナリオを無視して行動しているメロディにツッコミ入れる要員としての面もあるとは思うんですけど、登場したばかりというのもあって印象は薄いかなぁ。
……一応、魔王の傀儡となった影響で未ださまよっていたビュークを救う助言をしてくれたりもしてるんですけどね。
シナリオでは嫉妬の感情を利用されたのはルシアナでしたが、彼女はメロディに助けられた。けれど、それを面白く思わない人物だって当然生まれるわけで……。
代役を用意しつつもイベントが発生する程度には強制力があるらしく、ゲームとは違う 展開が巻き起こったりしてましたが。
ルシアナがメロディに寄りかかりすぎないように、自ら問題に立ち向かおうとしたのは良かった。まぁ過保護メイドのバフはかかってたんですが……メロディだからなぁ……。