「よくぞ余が居ない間ここを守り続けてくれた」
「勿体なきお言葉です!」
同名作品のコミカライズ。
『エクスゲート・オンライン』という異世界ミズガルズを舞台としたオンライン・ゲームにハマっていた主人公。
プレイヤーが国を立ち上げられるし、国家間で戦争を行うことも出来るシステムがあり……ルファスというキャラクターを作り上げた主人公は、存分にそのシステムを活用し、一度は全勢力を支配下に置くまでになった。
しかし一強状態はゲームとしては面白くないため、他のプレイヤー達と結託して覇王ルファス討伐というプレイヤーイベントを開催したり、存分に楽しんでいたようですが。
ある時ログイン画面で不思議な演出を目撃し……気付けばルファスの姿で異世界ミズガルズに降り立っていた。
異世界においても覇王になったルファスは、仲間の裏切りに会い封印され……未来において勇者召喚を試みた国家が、誤ってその封印を解いてしまった結果みたいです。
ラスボスじみた存在を解き放ってしまったことに、勇者召喚しようとした人々は震えてましたが……。
肉体はルファスでも、中身はゲーマー主人公なので、覇王としてふるまうつもりはないとだけいい捨てて世界に飛び出すことになります。
そしてかつての拠点で参謀として作ったキャラ、ディーナと再会を果たして、彼女から現代の情報をもらいつつ、以前の配下を集めるべく動き始めるという展開。
説明が多く感じる部分もありますが、ルファスの強さや分かりやすいノリも健在なので、良いコミカライズだとは思います。