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「それなら私が勇者になり、全ての攻撃からセージを守る盾となろう」

「それは心強いです。では、僕は全てを討ち滅ぼす賢者になりますね」

 

ファンタジーサーガという、16作目の製作が決定した長命シリーズもののゲームにドハマりした主人公。

新作発売を心待ちに1から15までをプレイしなおして、テンションを高めていたところ、シリーズの中心人物であるシナリオライターの訃報を見てしまって。

すわどうなるかと思っていた主人公が、ネットでファンタジーサーガ新作のテストプレイヤー募集しているサイトを発見。どうせファンメイドのネタ作品だろうけど、と軽い気持ちで応募しようとしたらいつくも質問を浴びせられて……気が付いたらゲームの世界へと転生していた、という作品。

 

キャラクターが内心で「これはこういうことか?」って考察してるシーンが多くて若干

くどさはある。やたら説明的ですしね。

気付いたら五歳で森の中に放り出されて、最弱のスライムからも逃げなきゃいけない有様。たまたま助けてもらえたから良かったものの、割と危うい状況だったのでは。

この世界はファンタジーサーガの要素を内包しているものの、明確にどのナンバリングの世界というわけではなく。そんな中でも、根幹が似た部分があるために主人公は次第にゲーマーとしての知識などを活用していくことになります。

 

忌避されがちな盗賊という職業に初手で就き、スティール技能でスライムを倒すという裏技じみた方法を使ったりするし、その繰り返しで低レベルで熟練度上げとかもしてますし。

薬屋ではゲームに登場するキャラと出会えた喜びから名前を呼んでしまって、前世知識があることを伝えることになったり、無謀な挑戦をした彼を先達の冒険者が助けてくれたりとか序盤は割と失敗もしてますが。

最終的には、主人公の知識でより良いポーションが作れたり、魔法の研究が進んだりして同好の士が増えるのはいい感じ。


薬師から師匠呼びされたり、幼少期に縁があった貴族令嬢と成長してから再開したりと順調にイベント重ねていってます。
住人達からすると信じられない「やり込み」で熟練度あげまくって、とんでもない戦果をあげたり。洞窟の魔物殲滅でレベリングしたり。伝説の「勇者」になる方法を令嬢に伝授したり、やりたい放題してるんですが。割と現状であってる人々は親身になってくれる人が多いので、サクサク安心して読めましたね。