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「子どもというのは本当に、それはもう本当に機長なんですよ。私たちのような種族や亜人は基本的には身体が丈夫なのですが、それでも病気や事故でその命を失うことは少なくありません。それに、幼少期いかに愛情を注がれたか、幸せだと思えたかによって、その後の長い人生が変わるのですよ。私たちにとって、子どもとは宝です。周囲の大人が力を合わせ、何に変えても守らねばならないと誰もが思っているのです」

 

アラサーOLだった主人公、長谷川環。

彼女は気が付いたら異世界にいて、エルフの幼女の姿になってしまっていた。

しかも目覚めた場所はダンジョンの中という、危険な状況ではありましたが。

そのダンジョンで起きた異変を調査しに来た特級ギルド『オルトゥス』の斥候役ギルに発見されて、すぐに保護されたのは幸いでしたね。

 

保護者もいない状態なのもあって、そのまま『オルトゥス』で養われることになって。

精神は環として成熟した部分があれど、肉体はメグというエルフの幼女のものなのもあってか、親しい相手が依頼で遠くに行ってしまうと思わず泣いてしまったり、舌足らずな言い回しになってしまったり、体力がないから疲れると寝ちゃったりと大分肉体の影響を受けてもいます。

 

エルフの子供というのはとても貴重なのもあるし、メグがとても愛らしい子供であることも合わさって『オルトゥス』のメンバーにとても良くしてもらって過ごすことになります。

ちなみに庇護するだけではなく、メグの身元についての調査もしてくれているんですが……ダンジョンで発見されたことと言い、訳ありっぽくて。

それを示すかのように最後、なんか下っ端臭のする奴がちょっかいかけてきた場面で終わってますし、どうなりますかね。