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「こまったら、頼ってもいい?」

 

1巻書下ろしパートで尊大な幼馴染に、ほぼ無理やりゲームに参加させられ、一緒のカンパニーに入ったけれど使えないと切り捨てられてしまった少女コユミ。

静かなところを目指してオーラン湖というエリアに足を運んだところ、そこで釣りをしていた竜司と遭遇して。

彼の友人たちと合流して、楽しいパーティープレイを出来るようになったのは何より。

ソロで行動しているときに可愛い女の子を見つけてたことで、友人の幹也から「嫁候補を拾ってきたハーレム野郎」呼ばわりされてましたが。

……まぁ、最初は普通に助けただけだったけど、最終的に嘘じゃなくなるから、うん。

 

ちなみにコユミちゃんの幼馴染の彼は、実際かなり尊大で……。

カンパニーの先輩の指示があったとはいえ自分も賛同して追い出したくせに、いざ手放すと惜しくなったのか、一緒に行動している竜司に絡んできたりするのがあまりにも小物過ぎてなぁ。

コユミちゃんが子犬みたいに懐いてきてるのは可愛いと思います。でも竜司、新ヒロインにばっかりかまけてるのは良くないと思うよー、とは。一応春さんともデートはしてたか。

 

当人はスローライフを楽しみたいと思っているのに、会話が成立する巨大な亀フェヌエアという謎の魔物を発見。

北の港にいかなければならないけれど、文字通り亀の歩みなので時間がかかるというフェヌエアと友人になり、彼女をたすけることにして。その結果フェヌエアの目的は達成し、困っていた町を救うことにもつながったりしたんですが……。

 

道中でコユミを諦めきれない少年が絡んできたり、港町に起きた異変の黒幕が竜司だっていうあらぬ疑いをかけられたり、面倒ごとが立て続けにやってくるのでおなか一杯になるんだよなぁ……。ゲームスタートした直後なのに(だからこそという意見もあるかもしれませんが)増長してる攻略ギルドがいて、トップ層がレベル10くらいの時期に、変なイベント起きすぎてる感じ。

 

あと竜司がリアルチートスペックだった件ですが、じつは彼の祖父であり武術の師でもある人物が異世界からの帰還者だったとか、地味な爆弾情報放り込まれるし。

ゲーム内だけじゃなくて現実でもトラブルが発生したりするしで、風呂敷がどんどん広がっていってるのは間違いありませんね。