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「――――でも、こんな風に困ってる人がいたら、放っておくこともできないじゃない!」

 

式典の場に『邪』が襲来したことで、思い切ってしまったレガル王国国王が異世界からの召喚術式を行使して。

そこで呼ばれたのが、優夜が夏休みに会ったことのある巫女・神楽坂舞だった。地球出身ながら、向こうで現れた邪獣を祓う技を会得してたり、確かに呼ぶのに適した人材ではあるのか。

 

『邪』側が1人端末が死んだらその力は受け継がれるから、残ってる邪の端末と力を分けてた堕聖をすべて殺して、自分一人に力を集約させて勝つ! と考えて実行できるあたりは恐ろしい。その名は究極完全態『滅びの神』アヴィス。

……うーん実に香ばしいネーミングですが、この作品らしくて好き。

調子に乗ってちょっかいを掛けた結果、優夜が『聖王』の称号を得ることになってましたし。さらにその影響で新たな力を持ったペットを得てるし。

結果的にそれが敗着になってるんだから、残念な悪役ではありましたね。颯爽と消えていったので、見てて面白かったですけど。

 

優夜がその力を示したことで剣聖イリスが技を押してくれることになって。さらに結婚相手の候補としてアピールをしてくるわけですが。

優夜、既にモテモテなんでその気になればより取り見取りなんですよ……。

モデルとして優夜との縁があった美羽が、実家から意に添わぬ縁談を勧められて、断るための仮の彼氏として振舞う協力を求められたりしてますし。この話聞くと他のヒロインズも黙ってないんじゃないかなぁ。

そして『邪』問題にひとつ区切りがついたかと思ったら、新たな脅威が外部からやって来るんだから凄まじいというか。……いや本当に、優夜の祖父は一体全体何を収集してたんですかねぇ?!