ico_grade6_3

『彼は……数多の世界を超えていくのでしょうね』

 

異世界の敵を撃退し、少しは日常が落ち着くかと思いきや。

祖父の収集品の中に紛れ込んでいたある貴重品を求めて、宇宙から美少女メルルが来訪。

話のスケールでかすぎて笑っちゃうな。

メルルを追跡した追手が優夜が大事に思っている場所を壊そうと目論み、怒った彼に撃退されたのは痛快でしたが。

無理しすぎて倒れてしまったのはアレですけど、オーマ達ペット組がフォローしてくれたのは良かった。

 

7巻では美羽の婚約者候補だったキャラが裏社会と繋がってて捕まってるし、地球に火種が無いかって言ったらそんなことないんですよねぇ……。

実際、香織の実家に金銭を要求する脅迫状が届いて警戒が必要になってくる、とかの問題も発生してますし。

異世界組では『邪』という世界の危機がひとまず去った上、時期が合ったことで惚れ薬の材料を求めてヒロインたちが暴走し始めて。なんだかなぁ、って感じが。異世界組、特に暴走しがちなのでヒロインズの中では個人的に好感度が低くなってる。

 

オーマがついに家の外にでて地球を満喫してましたが……聖女として召喚された舞の口から、優夜が異世界出身だとバレてしまってましたし、異世界組が乗り込んでくる展開は起こりそう。

……メルルと一緒に出掛けて目立ってたし、いっそ受け入れられそうな気はしてきたな。

この世界、問題を起こす一部悪人はまだしも一般モブの度量広かったりするから……。前回、人気モデルの美羽と優夜が堂々とデートしてても、恋愛禁止の事務所ってわけじゃないならいいんじゃね? とか言ってるのいたし。

 

メルルのSFテクノロジーで記憶操作できるのこともあって、オーマを安心して連れ歩けたわけですが。

その先でもまた事件に鉢合わせるし。メルルと敵対する勢力が地球に部隊を派遣してきたり、戦闘で破壊された部品を修理するために異世界に赴き、賢者と交流していたとある存在と出会ったりと、本当にイベントに事欠かない人生送ってますねぇ優夜。

人との縁が増えることで彼の活動範囲がどんどん広がっていってますが、彼のスペックもどんどん上がっていってるので、時に苦戦しつつも最終的にはなんとかなる安心感がある。