「逆に言えば 呼ばれた以上は――
どうするかはお前次第なんだぞ!」
四姉妹と書いてエルフと読むラブコメ。
主人公はレプラコーンという妖精の血を引く高校生男児、榛夜明。靴屋が寝ている間に靴を修理したりする妖精ではあるものの、イタズラ小人とも呼ばれているとか。
彼は先祖返りなのか「イタズラしたい」という衝動がかなり強いタイプで、夜ごとふらついて「誰か寝ている間に宿題してくれないかな」とか言う願いをかなえて回っていた。
衝動が強すぎて夜出歩いているせいで、自分の宿題とかもろくに出来ないとか大分生活に支障が出てるのが大変そう。
それでも「宿題をやる」とかの願い事をかなえるだけに留めて、性的なイタズラには手を出してはいなかったそうです。
けれどある日、イタズラ衝動に駆られて街を歩いていた夜、誰からも呼んでもらえず我慢の限界が迫った時、クラスメイトの少女山指星音がやってきて。その胸に手を伸ばしてしまったわけですが。
彼女もまた異種族――エルフの血を引いていたのが良かったですね。そうじゃなかったら捕まってたかもしれない。
妖精の衝動に駆られた夜明に触れられることで、星音の血が活性化してエルフの身体的特徴が一時的にでも現れることとなった。
その能力は星音の姉妹にも同様に効果を発揮したため、今代の女王である彼女達の叔母から継続的に四姉妹にイタズラをすることを依頼されて。
能力に目覚めたエルフの女王が誕生すれば、夜明を悩ませているイタズラ衝動を消すことも出来るだろう、と併せて提案されたこともありそれを受諾。
四姉妹との交流が始まることになります。
彼女達にエッチなイタズラをしていく夜明ですけど、四姉妹にもそれぞれの思惑があって。
1巻だと夜明のクラスメイトであり彼を家に連れてきた星音が特に積極的にアピールしてくるので、彼女にイタズラするシーンが多め。
絵柄が可愛くて好みなんですけど、物語の進み方としては遅め。あと、個人的には星音より他の姉妹の方が好きなんですけど、この推し方だと最終的に彼女が選ばれそうな気がするのが惜しい。