「『これが始まり』だって? もうとっくの昔に全部終わっているんだよ? それなのに、それでもなお君は、君達は……この世界を、僕を許してはくれないんだね」
ハルの最新の弟子であるレベッカはいよいよ行われる雷龍の競売、その主役だからと帝都に滞在することになってましたが。
それでもハルを追いかけようとするあたり彼女らしいというかなんというか。行動力がありすぎるんだよなぁ……。
彼女の下に天騎士、天魔士がやってきて最古参の弟子たちについての話を少し聞けましたが……地形が変わるとかしれっと出てくるあたり、スペック高すぎるんだよなぁ。。
そして弟子に慕われているハルはタチアナに連れられて迷宮都市へ。
彼と一緒に行動出来て楽しそうなタチアナが可愛いですねぇ。薔薇の庭園の団長、ハナが副団長が居ないのをいいことに伸び伸びと過ごしすぎていて、帰還したタチアナに怒られたりしてましたが。実力は確かなのがいい感じ。
迷宮都市で名が知れたハナとタチアナと一緒に行動している、強そうには見えない優男。
それなのにハナ達から師匠と呼ばれているのが不思議でならない。
薔薇の庭園の新人だったり、彼女たちを慕う別のギルドの実力者だったりがハルに模擬戦を申し込んできたりもしてましたが。
……いやまぁ、無謀もいいところですよね、本当に。あしらうだけじゃなくて、簡単に教育もしようって辺りがハルらしい。
そこでとあるギルドのトップが、魔神の欠片を組み込んだ武器を持っていて、実力に合わぬ力を振るっていることを指摘されて出奔したりする騒動もあったんですが。ハルという存在の影響力が強すぎるのが改めて見えたというか。
迷宮都市では帝国の騎士団が迷宮入りしていたり、全知を父と呼ぶ子たちまで介入してきたりと厄介ごとの種が尽きませんねぇ。