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「シエラさん、私あの表情見たことあります」
「奇遇ねハンナ。私も見たことがあるわ」
「私もあるわね。またゼフィルスがあれこれそれそれやったに違いないわ」
「はい。私もラナ様に同意いたします」
ゼフィルス達が通う学園において4月はジョブにつくための準備期間のようなもので、先んじて優良ジョブについたゼフィルス達はダン活ライフを満喫していたわけですが。
5月に突入し本格的に学園が稼働していくことになって。
いつものメンバーの内、ハンナは生産専攻という別学科に進むことになった上、ゼフィルスについていった結果、歴代最高レベルに到達してしまったことから、麒麟児なんて異名までついててちょっと笑ってしまった。
当人がやたら恐縮しまくっていましたけど、勇者の薫陶を受けた君にはそれだけの価値はあるよ……。
戦闘課へと進んだゼフィルス達はいつものメンバーと一緒の1組に在籍することに。
これはジョブの種類やレベルによって決定するらしいので、エデンの躍進を思えば当然の結果ではありますね。
勇者からもたらされた情報によって、今年の1年生は高位職についた生徒が多くなったとのことですが。
後に出会う公爵家令嬢の少女リーナのように、高位職が増えた影響で上位クラスに入れなかった生徒なんかも出てきてるようで、影響が著しいですね本当。
そのリーナはゼフィルスに見出されて、「転職」するルートに突入して、エデンに組み込まれ栄光への道をダッシュすることになってましたが。
エデンは戦力増強できるし、リーナは希望を見出せるウィンウィンの取引ではありましたね。ゼフィルスの勢いがすごくて戸惑うだろうし、彼に惹かれるヒロインは多いので色々大変そうでもありますけど。
リーナを出迎えたエデンメンバーが、1月の間にゼフィルスに慣れまくってるのが面白かったですね。
巻末番外編は「へカテリーナの人生転換期」、「モナ君の宝物より大事なメモ」、「ミストン所長の研究成果」。どれもタイトルから何となく予想がつく短編でしたけど、テンションおかしくなりつつも1月で成果を出して、これから部下が増え、今回で得たデータ分析とかも始まるミストン所長の話が笑えた。ゼフィルスがいる以上、所長のテンションこれからも定期的にバグるだろうしな……という信頼があるので。
電子限定SSは「〈エデン〉のへカテリーナ様歓迎会!」。ハンナ視点でリーナの歓迎会を描いたエピソードでヒロインたちのやりとりが多くて面白かった。