「私一人だけでは 町の皆さんにこのことを伝えきれませんでした
あなたがいてくれたおかげです
私の事を信じてくれて ありがとうございます」
「急いで橋を壊してほしい」と訴える、他所からきたセシリア。
普通だったらそんな願いが通るはずはないんですが……ローレンはセシリアが聖女だと気づき、祖父の教えを受けていたこともあって、彼女の願いをかなえるために動くことに。
ローレンから頼まれた街の人々が、既に亡くなっているローレンの祖父・オズウェルの教えであることや、ローレンの覚悟などを見て協力してくれることになったのは良かった。
いやぁ、2人の始まりのエピソード知れたのは本当に良かったですね。胸が暖かくなりました。
ローレンもセシリアもこの時期からお互いを大切にしようという気持ちがあって。
祖母を亡くした後で帰る場所がないという彼女が、ローレンのいる教会で暮らすようになったのに、街の女性陣の後押しがあったところとかは笑っちゃいましたが。
あの時からわかりやすかったんだな……。それなのにまだ付き合ってないというか、ようやく最近ローレンが自分の心を自覚したあたり、歩みが遅いのにもほどがありますが。
この2人の進み方はこれだからこそ尊くて良いと思う気持ちもあるので、このまま見守りたい。
セシリアを「聖女」として大切にしてきたローレンですが。彼女の能力も「聖女だから」という枠で考えている部分があった。
だけど、教会を飛び出してしまった彼女を追いかけたことで心境が変化し、踏み込む決意をしたのがとても良かったですねぇ。