「こんな風に引っかき回されると思ったから連れてきたくなかったのよ……!」
夏休みを利用して御影がイギリスへ電撃訪問し、ついにルーシーと対面することになる話。
驚かせたいからと光輝にも事情を伏せて渡航するのはいいですけど、英語喋れず、外国に不慣れなうえ、事情を伏せてるから迎えにも来てもらえない状況でどうやってたどり着くつもりだったのか。
空港で迷ってるじゃん……そこで助けてくれる善人に会えたのは良かったですけど、それがルーシーの姉たちだって言うのは引きが強い。
光輝もなんだかんだでブラコンだから、異国にきた御影に構うし。
そうしてると、弟子を取られて面白くないルーシーが不機嫌になるし。
そうやってバチバチやってる女性2人に囲まれて、鈍感光輝は核心に気付かないし。
どうもじれったくてもどかしいというか、それを通り越して若干イライラすら覚える。
せっかくイギリス舞台なのに、御影という存在が引っ掻き回しまくっていて、ルーシーが始終不機嫌状態なのちょっとかわいそうだしな……。
ルーシーが光輝に修行をつけるために霊地に踏み込んだら、そこに封じられた少女が居て。
厄介ごとにはかかわらないようにしようとルーシーが言ってるのに、断りも入れずに封印を解いて、衰弱してる少女を救う方法が御影にはなく、ルーシーに頼む羽目になるんだから、御影があまりにも勝手でなぁ……。
そして後半は唐突に、その救い出された少女ジュエルの過去回想が挟まれているわけですが。
……本編ではまだ彼女封印解かれて覚醒もしてない状態なのに、唐突に過去編挟まれてもちょっと困惑するというか……。
退魔の家に生まれたジュエルが、ベルタという親に捨てられた少女を拾い親しくなり……決別に至るまで。まぁルーシーの懸念通り厄介ごとですねぇ……としか。