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「フフッ。大丈夫ですよ。こうして理由も分かりましたし、結果的に変わることができました。それに、大切な家族や仲間も見つけることだってできたんです」

 

神界の問題をひとまず片付けたと思ったら、今回は冥界の問題にかかわることになるんだから優夜の引きは相変わらず強い。

虚神の魂が冥界に行ったことで境界が揺らいだことが原因ってことですから、しっかりと繋がっていっての結果ではあるんですが。

どんどん世界が広がってそこに属する新ヒロインが出てきてますが、既存ヒロインの掘り下げも欲しくなってはきますねー。

ただ、新しい世界に新たな敵が現れたことで、最初期の優夜がどうあがいても痩せなかった体質の真相だとか色々が明らかになったのは面白かった。

 

異世界王女のレクシアとその護衛のルナが、その意思を押し通して王星学園への留学を行ってきて、地球と異世界の垣根がどんどんなくなっていってるのが、物語進んでる感じがある一方、均されて平坦になってる感じもしてしまう。

……個人的にレクシアが「王女」より「恋する少女」としての顔が強すぎて苦手なのもあるんですけどね。

 

冥界の問題まで解決した優夜でしたけど、また別のナニカに目をつけられているし、安息の日は遠いですねぇ。

学校でも変わり者の生徒会長の暴走に、レクシアが興味を示してしまったことで巻き込まれてますし、どうなりますかねぇ……。