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しがない役者の一生 人は等しく死ぬと無となる

どんな偉業を達成した者でも 死んだ時点で終わってしまう

――だから私は 今を足掻く

 

小説家になろうやカクヨムで連載されている作品が、書籍化飛び越えてコミカライズだけされてるパターンの作品。

内容としてはタイトル通りで、うだつの上がらない中年役者として過ごしていた主人公が、転生して天才役者として覚醒していく話ですね。

 

前世最後の撮影で、演じていない素の自分が「うだつのあがらない警官」にピッタリだと監督に指摘されたりして、かつてはモブ役者だったようですが。

ありのままをさらけ出せるのも、一つの武器として諭されて心機一転……出来るかと思いきや、トラブルに見舞われて死亡。

気付いたら少女「山下マキ」として、母と二人でつつましく暮らしていた。

 

転生後のボーナスなのか、不相応な演技力を得てしまったマキでしたが、それを武器に芸能界に飛び込むつもりもなさそうで。

普通に母を気遣い、幼稚園でもリーダーシップはあるけど飛びぬけているわけではない、普通の少女らしく暮らしていました。

けれど幼稚園で開かれたお遊戯会で、マキは端役ながら難しい「木の役」を見事に成し遂げて、芸能事務所のスカウトに声を掛けられてましたが。

その誘いを断ったところで終了。しかし、1話冒頭では芸能界に進出し天才子役として名をはせている彼女の活躍風景が描かれているので、近いうちに参入していくことになるんでしょうね。

前世のエピソードも描かれていたので、1巻時点での物語の進みは遅め。ここから加速できるかどうかが鍵になりそう。