「親切に居場所を教えてくれたのですから 挨拶に行かねばなりませんね」
マティアスが魔族を1体撃退している間に、時間稼ぎをすることになったルリイとアルマ。
一撃をお見舞いしたのちに逃げるパターンをしっかり守って、マティアスが戦っている間しのいだんだから2人も見事ですね。
王様から直々にお言葉もらってるし。アルマは、褒章にお金が良いです! と彼女らしく振舞ってますし。
良い感じではあったんですが……謁見に使っている部屋に、魔族が盗聴の魔法を仕込んでいて。
……それに気付いたマティアスが逆探知した上で、襲撃に行くとか悪夢過ぎるな……。
移動手段欲しさに前世に知り合った暗黒竜イリスとか言う、ルリイたちからすると神話に謳われた脅威の存在に会いに行く辺り、図抜けてるというか。
イリスから情報をもらったことで、文明が滅びた理由が発覚したのは棚ぼたでしたが。発展した技術である魔力融合炉を爆発させた上で、魔族の暗躍によって技術が衰退したのはダブルパンチすぎるというか。むしろよく生き延びていたな、人類。
イリスの協力を得て魔族の拠点を襲撃し、割と容易く2体撃退したのは見事でしたねぇ。
マティアスの薫陶を受けてたルリイ達や、イリスにも感知できないのが1人残ったために、マティアスが仕留めに良く決断をして。
珍しく彼が流血してるシーンを入ってましたが、なんだかんだこのあと普通に撃退しそう。
巻末SSは『最強賢者、空中補給をする』。
イリスに乗って魔族の拠点に向かっている最中に、食糧調達と調理をしてのける話。なにやってるんだ……。