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「そうせよ、とご命令下さい」

(略)

「かくあれかし、と御覧に入れます」

 

合理的な判断を重視しサラリーマンになり、リストラ宣告する業務をやっていた主人公。そのことで恨みを買って、線路に突き落とされ……電車に轢かれて死亡した。

その後、超常の存在と対面した彼は、輪廻の輪に戻し転生させるという何者かに、そのように取り計らってくださいと頼んだ。

しかし創造主をなのる存在は、「人間性の進歩で解脱する」ことや信仰心の表れを願っており、近頃の人間に失望していた。

 

そのこともあって主人公と言い争いになって……「反省しないならばペナルティーを与える!」と、彼に信仰心がない条件を抜き出し、真逆の条件に放り出して信仰心が目覚めるか試す実験に使われることに。

合理的すぎて超常存在に反論する主人公もアレですけど、世界の運営がカツカツでいらだって個人に罰与えにくる超常存在も最悪だよ……。

 

魔法のある世界に女として生まれ、戦乱に巻き込まれる。

そんな運命に巻き込まれることになった主人公の戦いの日々を描いていく物語ですね。

航空魔導師の才能があった少女ターニャとして生まれた主人公は、観測官として引っ張りだされ……せめてもの抵抗を示した敵魔導師の集中砲火を浴びることに。

撤退の許可も下りず、足掻いた結果として銀翼突撃章という価値のある勲章をもらう羽目になり、ますます逃げられなくなっていくターニャよ……。

 

戦乱の世というのが悪いのはそうですが、いくらか自分で墓穴掘ってるケースもあるからな……。当人は後方勤務したいけど、戦時中の軍人が意欲的じゃない姿勢を見せるのも良くない、と外面よく振舞っているのがうまくかみ合って相手からの高評価につながり、結果として前線から離れられなくなってるし。

まぁ、それは別にターニャが存在Xと呼ぶ超常存在の介入なんかもあるので、厄介極まりない世界に送り込まれてしまったのも間違いありません。

多くの血が流れる戦乱の中で、ターニャがどんな結末に至るのかが楽しみでもあり、それまでにどれだけの犠牲が出るのかと思うと、怖くもある。